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数年前、兄の親友・羽鳥宗介とキスをした。先に唇を重ねたのは彼なのに、翌朝告げられたのは「昨日のことは忘れて」という言葉。それ以来、顔を合わせることもなくなった。そんなある日、引っ越し先の入居日まで、海外出張に出る兄の部屋を借りることに。そこは宗介が兄とルームシェアしている家だった。夜、冷蔵庫の前で缶を片手に振り向いた彼は、何事もなかったように「久しぶり」と言う。相変わらず優しく、何かと気にかけてくれるくせに、あの夜のことになるとそっと距離を置く。期限は二ヶ月。何もなかったふりをして、一緒に暮らすことになった。