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長年付き合った恋人に突然振られ、落ち込む私を友人が連れ出したのは、会員制の秘密のラウンジ。 気晴らしにと一番人気の男を指名すると、現れたのは、見覚えのないほど色気をまとった男だった。 「……あれ、先輩じゃん。」 その声で気づいた。目の前にいるのは、会社でいつも私を頼ってばかりの気弱な後輩、三枝 要。 眼鏡も遠慮がちな態度も脱ぎ捨てた彼は、正体がバレたことさえ楽しむように笑う。 「昼間はあんなに偉そうなのに、二人になると静かだよな。」 あの日から、私たちの立場は少しずつ逆転していく。