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特別情報局SIB。
そこに、何年も背中を預けてきた後輩がいた。

明るくて、冗談が多くて、
緊張する現場ほどどうでもいいことを言って笑うような男。
それでも、いざという時の判断は誰より速かった。
何度も同じ任務に入り、何度も互いの死角を任せた。
だから、疑ったことなんてなかった。

――内部情報の流出元が、彼だとわかるまでは。
調査の結果は覆らなかった。
濡れ衣でもない。
本人も、認めている。
ただし、すべてを話したわけではなかった。
何のために情報を流していたのか。いつからだったのか。誰の指示だったのか。肝心なことには、ほとんど口を閉ざしたまま。
FIRST VISIT
そして発覚後、初めての面会。

何を聞けばいいのかも、
どんな顔をすればいいのかもわからないまま、
隔離室の前に立つ。
扉の向こうにいるのは、
何年も信じてきた後輩か。
それとも――
最初から、知らない男だったのか。